発明の試作品に3Dプリンター造形が適している5つの利点!
20世紀に日本人が作った発明品と言えば・・・
- インスタントラーメン
- レトルトカレー
- カラオケ
- シャープペンシル
- ウォークマン
・・・etc
たくさんの商品が生み出されました。もしあなたが何かを発明しヒット商品を生み出したら歴史に名前が刻まれるかも知れません。壮大なロマンですよね!
発明コンクールなどに出展して1次審査を合格したら、実際に作ってみた試作品を提出しなければなりません。どのように作りますか?
100円均一店で材料を買ってきて、切ったり貼ったりして作りますか?
仕上がりがイマイチだとインパクトに欠けると思います。
審査員も人ですから見た目が綺麗にできていた方が好印象を感じるのではないでしょうか?
でもプロの加工工場に依頼するのはお金が掛かりそうで心配かもしれません。
3Dプリンターで造形すれば安くて早く作ることができます。そんな5つの利点をご紹介します。
コストが安い
3Dデーターさえあれば製作可能です。機械加工に伴うプログラム作成のコストが抑えられます。また従来の機械加工では大きな塊を削って作るので、削った分は材料ロスとなりますが3Dプリンターでの造形は材料を積層して作ります。その為材料費を抑えられるメリットがあります。
複雑な形でも作れます
機械加工の場合、削る刃の大きさや長さに制約があります。例えば深い穴を削って作る場合、細くて長い刃はブレてしまうので太い刃を使わなければなりません。その為刃の太さの半分が最小Rとなってしまいます。細かく複雑な形状を作るには機械加工は物理的に難しいのです。それに対して3Dプリンターは制約がほとんどない為、かなり複雑な形状も製作が可能なのです。
仕上がりが綺麗
試作品の大きさにもよりますが、上述のように複雑な形状が製作可能のため部品を分けて作らなくても一体形状のものが作れます。接着などの工程が不要の為、仕上がりが綺麗になります。(※積層の筋は残ります。)
早く作れます
上述のように接着工程が不要の為、硬化時間(通常8H以上24Hかかる接着剤もございます)を短縮できるため早く作ることが可能です。
初期費用が要らない
試作品を2,3個同じものを作る場合、注型マスター(原型)を作りシリコン製の型を作る必要があります。このシリコン型の価格が大体5万円程度かかります。3Dプリンターは型が不要です。もし試作品が出来上がっても改善点が見つかった場合、シリコン型を作り直さなければなりません。その点3Dプリンターの場合、データーを変更するだけで改良できますのでコストをかけず自由度のある製作が可能なのです。
3Dプリンター造形が適している5つの利点まとめ
3Dプリンターは、「第三次産業革命」を起こすと言われものづくりの現場でも注目されています。発明の試作品を3Dプリンターが適している5つの利点をまとまると次の通りです。
- コスト安
- 複雑な形もできる
- 綺麗な仕上がり
- 早い
- 初期費用不要
また試作品(プロトタイプ)を商品に展開したとき、量産するには金型が必要になります。金型に対応した形状には物理的にも品質的にも考慮しないとならない制約がいくつかあるのですが、弊社には量産品(マスプロダクション)を20年以上経験していたエンジニアがおります。アイデアスケッチからでも金型に対応した3Dデータ作成、図面作成に対応できますのでご相談下さい。
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